PolyWorks|Inspector™ 2025 新機能
寸法解析・品質管理ソリューション
PolyWorks|Inspector™ 2025 新機能
寸法解析・品質管理ソリューション
スキャン開始と同時に自動位置合わせ
フィーチャーの測定や、対応する点の一致を行うことなく、CADモデルに対してレーザースキャナの座標系をスキャン開始直後に自動位置合わせします。これまでのようにスキャン開始前に位置合わせのためのフィーチャーや対応ポイントのプローブ測定は行わず、3Dシーン内のCADモデル上で スキャン開始位置と方向を指定し部品をスキャンします。PolyWorks|Inspector は、数秒間取り込んだ最初のスキャンデータをCADモデルに自動で位置合わせします。それ以降はフィーチャースキャンガイドを利用でき、複数ピース測定の再現性の向上が可能です。
幾何公差の派生寸法を使用して部品の修正作業をスピーディに決定
幾何公差に関する偏差の値とその位置を分析し、製造上の問題を特定して解決し、統計的な傾向をモニタリングできます。幾何公差の位置度と輪郭度の補足情報は、追加のフィーチャー作成やデータ位置合わせを行うことなく、データムリファレンスフレーム位置合わせで得られる偏差の値をレポートします。派生寸法は以下の項目を含みます:
- 円、長穴などのフィーチャーの中心点座標
- 円筒、円錐などの軸を持つフィーチャーの上部、下部、および最大偏差位置の座標
- 面の輪郭度の最大、最小偏差とそれぞれの位置の座標
シングルポイント測定ツールとサーフェススキャンツールを組み合わせて大型部品を自動検査
PolyWorks|Inspectorは、特定のポイントまたはスキャンエリアの測定を可能にする、Leica Absolute Tracker ATS800およびAPI Dynamic 9D LADAR測定機用の新しいハイブリッドプラグインを提供します。これらの測定機は非接触プローブ、またはスキャンモードを使用して、フィーチャーの設定ポイントの測定、ビルド検査機能の実行、サーフェスポイント位置合わせ、自由曲面や幾何形状のスキャンなどができます。さらに、複数部品の検査を自動化するために、シーケンスエディタ内のハイブリッドプラグインを利用できます。
CMMアシストシーケンス機能がより複雑なCADモデルに対応
CNC CMMの測定シーケンス作成を効率化するアシストシーケンス機能が強化されました:
- トリムされた円筒、円錐、球形状をサポート
- フィーチャーのサイズに対して過大な境界排他距離を自動縮小して測定を可能に
- 小さな直径の円錐をより適切に処理
ZEISS CMMで接触スキャンを実行
CMM-OSプラグインで接触スキャンをサポートしました。
CMMレーザースキャンニングの強化
CNC CMMにレーザースキャナの後付けを行い機能アップをはかることで、CNC CMMをより長く活用できます。PolyWorks|Inspector 2025でできること:
- 最新のKreonおよびLKスキャナモデル、レニショーおよびLKコントローラ上のKreonスキャナ、レニショーコントローラ上のNikonスキャナ、およびZEISS LineScanスキャナ (I++ 経由) の活用
- CADモデルを使ってスキャナの方向を定義または選択時に、レーザーラインをプレビューでき、方向調整の作業時間の短縮とミスを防止
- 同一のスキャンパスを利用しスキャナの部品に対する向きを変え複数のスキャンを行う場合、スキャン終点を次のスキャンの始点に設定できるため、シーケンス作成とスキャニングの時間を短縮